肌が黒くなる原因で真っ先に思い浮かぶのは「紫外線」ではないでしょうか。
シミやくすみを予防しようと、紫外線対策と美白ケアに余念のない人は多いでしょう。
しかし、肌が黒くなる原因は紫外線だけじゃないんです。
刺激を受けると皮膚は黒くなる
肌は刺激を受けると、皮膚を守るためにメラニンを作るので黒くなります。
表皮の底では新しい細胞が生まれ、28日くらいかけて肌の表面に向かって押し上げられます。肌表面までくると角質細胞になり、最後は垢となって自然にはがれ落ちるんです。
皮膚が刺激を受けた場合、表皮の底にあるメラノサイトがメラニンという物質を生成します。新しい細胞がメラニンを持って肌表面の角質層まで上がってくるんです。
ターンオーバーが正常なら、メラニンを持った細胞も角質になってはがれ落ちます。
しかし、新しい細胞が大量にメラニン持ってしまったり、メラニンが大量に作り続けられたりすると、肌が黒くなりシミとして現れてしまうんです。
紫外線以外で肌が黒くなる原因
1.摩擦
顔をこするなど、摩擦は肌に対して刺激を与えてることになるんです。
肌のためになると、以下のようなことをしてませんか？
- クレンジングでこする
- 洗顔でこする
- 顔をタオルでこする
- 化粧水をしみ込ませようと手でパティングする
- 乳液をつけながらこする
- 化粧下地とかリキッドファンデを伸ばすときにこする
- パウダーファンデをつけるときパフでこすったり叩いたりする
- 顔面マッサージでこする
肌をこする習慣がある人は、気づかないうちに慢性的な炎症を起こしています。
炎症によってメラノサイトが活性化してメラニンを生成。顔全体が黒っぽくなったり、くすんだりしてしまうことも。
2.化粧品
肌に合わない化粧品を使って炎症を起こし、跡が黒く残ってしまうこともあるんです。
シミを隠そうとしていろんな化粧品を使い、こすったりするとさらに悪化してしまいます。
クレンジングでこすらないと落ちないようなメイクも、シミや肌荒れの原因に。
3.ニキビ・湿疹・傷の跡
ニキビや虫刺されの跡が黒くなってしまうことがあります。
ニキビ、湿疹、傷、虫刺されも炎症の一種。メラニンが生成されて黒くなってしまうんです。
肌に炎症が起きてる状態で紫外線に当たると、さらに色素沈着しやすくなります。
日焼け止めは刺激になる場合があるので、パウダーファンデで紫外線対策するのがおすすめ。
4.女性ホルモン
ホルモンバランスの乱れが原因で、茶色いシミができてしまうことがあり、これを「肝斑」と呼んでいます。
- ほお骨の高い部分に左右対称にできる。
- 太いハケげで塗ったような広いシミ。
- 薄い茶色かグレーで、夏に若干色が濃くなる。
- 妊娠中やピル服用中にできた。
- 生理前に濃くなることがある。
ホルモンバランスが乱れやすいのは30～40代。特に、ストレスがたまると女性ホルモンのバランスが乱れやすいです。
生活習慣を見直すことは、シミができにくい肌につながります。
4.遺伝
ほおや鼻の周りにできるソバカスは、遺伝的要因が強いといわれてます。
ソバカスは色白な人に多く見られ、10代にできはじめます。
紫外線、摩擦、刺激でより色が濃くなってしまうので気をつけましょう。
黒くなる原因を取り除こう
いかがでしたか？
今回は、紫外線以外のシミの原因についてお伝えしました。
- 刺激から皮膚を守るためにメラニンが作られ、シミとなって現れる。
- シミの原因には、摩擦、化粧品、ニキビや傷跡、女性ホルモン、遺伝がある。
- 洗顔などで顔をこすり続けると肌がくすむ。
- 生活習慣を整えるとシミができにくくなる。
紫外線ももちろん肌が黒くなる原因になりますが、摩擦やニキビ跡なども黒く残る可能性があります。
紫外線対策に加えて、摩擦などシミの原因を取り除くことで、シミの予防ができるんです。
ではでは。
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