湯シャンとは、お湯だけで頭皮と髪を洗うこと。「お湯でシャンプーする」って意味ですね。ノープー(ノーシャンプーの略)とも呼ばれます。
今回は、湯シャン成功にはブラッシングが重要だというお話しです。
シャワーの前から湯シャンは始まってる
シャンプーが頭皮や髪を洗うことなので、湯シャンも洗うことがメインだと考えがち。
しかし、湯シャンを成功させるにはブラッシングが必要なんです。
猫ちゃんが毛づくろいをする理由も毛の汚れを落とすためなので、ブラッシングは毛づくろいみたいなもんですね。
「湯シャンに成功するかどうかはブラッシングで決まる」
と言っても過言ではありません。
ブラッシングは髪がからまってるのを整えてくれるのはもちろん、頭皮と髪の汚れを落とす効果があるんです。
ブラッシングの効果①:頭皮と髪の汚れを落とす
ブラッシングをすると、皮脂や汚れの9割は落とすことができます。髪が短くても汚れはついてるんですよ。
毎日こんなに汚れが落ちるんです。
ブラシについた白いものが皮脂とホコリです。
ホコリはシャワーでも多少落ちます。でも、皮脂は水に強いのでシャワーでは落ちないんです。
皮脂は髪の毛が乾燥するのを防いでくれるので、ある程度は必要になります。
しかし、市販のシャンプーは洗浄力が高い。毎日使ってる人は毎日皮脂をごっそり落としてることに。
体が「頭皮の皮脂がすぐなくなるからドンドン出せ」という指令を送ってるので、皮脂の分泌量が多い状態なんです。
皮脂の分泌量が多い人が突然シャンプーをやめたら、頭皮に皮脂が溜まり続けることに。ニオイやフケが出たり、脂漏性皮膚炎などの炎症を起こしたりしてしまうんです。
そこで重要なのがブラッシング。
ブラッシングをすれば、皮脂が溜まり続けることはありません。シャンプーを使わない湯シャンでも、ニオイや脂漏性皮膚炎の心配がなくなります。
ブラッシングの効果②:髪のからまりをとく
からまった毛をとかすことも大事です。
髪の毛がからまると摩擦が起こり、髪を傷めます。
湯シャンをするときは、髪が濡れた状態で頭皮をマッサージするようにこすりますね。「髪が濡れている」「頭皮をこする」という状態はただでさえ髪を傷めやすいのに、髪の毛がからまっていたら、さらに髪にダメージを与えてしまうんです。
シャワー前の髪を傷めにくい状態でブラッシングをしておけば、髪へのダメージが減ります。
詳しい湯シャンのやり方については、「超シンプル!湯シャンのやり方」という記事で書いてます。よかったら読んでみてくださいね。
成功には準備が大事
今回は、湯シャンにはブラッシングが不可欠だよというお話しでした。
- 湯シャンに成功するかどうかはブラッシングで9割決まる。
- ブラッシングは皮脂と汚れを落とす。
- シャンプーを突然やめると、頭皮に皮脂が溜まってしまう。
- ブラッシングは髪のからまりをとく。
何かを成功させるには、下調べと準備が重要です。
湯シャンを成功させる場合、うまくいってる人から情報を得たり、ブラシを用意することが大事。
正直、湯シャンはむずかしいです。頭皮はもともと皮脂が多いので。
まずは週1回だけ、湯シャンに挑戦してみてくださいね。
ではでは。