あなたは毎日、日焼け止めを使ってますか?
日焼け止めってケチって薄ーく塗ってたら、ただ肌に負担をかけてるだけなんです。
日焼け止めを普段使いしなくていい理由
刺激物を日常的に肌に塗ってたら乾燥するからです。それに、光接触皮膚炎が起こる可能性もあります。
乾燥肌の原因が日焼け止めだと気づかず、いろんなクリームとか美容液を試して、ますます肌が荒れてしまうんです。
紫外線の研究者の方々にたずねてみると、みなさん「日本人の場合、15分以上あたるなら、日焼け止めをつけたほうがいいけれど、それ以下なら、つけないほうが肌のためにはよいと思う」と口をそろえておっしゃいます。
通勤とか近所へお買物とかなら、日焼け止めはいらないです。
それに、日焼け止め以外にも紫外線対策はあります。
- 紫外線量の多い時間(9時~15時)は外出しない
- 日陰・木陰を使う
- 服で肌を隠す
- 日傘をさす
- 帽子をかぶる
- メガネ・サングラスをかける
日焼け止めは、肌へのリスクがあっても塗った方がいいのか、状況を見極めて使うことが重要なんです。
日焼け止めの成分は紫外線より危険
化粧品の成分って、ひらがな以外の謎の単語が並んでますが、日焼け止めには皮膚を乾燥させたり、炎症を起こしたりする成分が使われてます。
ドラッグストアでよく売られている日焼け止めには、以下のような成分が含まれてるんです。
オキシベンゾン(オキシベンゾン-3)
紫外線吸収剤として日焼け止めに使われることがあります。
しかし、アレルギーを引き起こす可能性があると報告されてるんです。
オキシベンゾン-3は光接触皮膚炎の主な原因物質のひとつに挙げられており、紫外線吸収剤の中でもとくに光アレルギーの報告が多い成分であると記載されているため、光感作(光アレルギー)が起こる可能性があると考えられます。
日焼け止めに使われてるのに、肌の上でオキシベンゾンに太陽光が当たるとアレルギーが発生してしまうんです。
ゆる肌断食を始めたきっかけは、自分が光接触皮膚炎になったことでした。
オキシベンゾンは基礎化粧品やリップにも含まれてる場合があるので、注意してくださいね。
また、環境被害をもたらす原因になってるという研究結果もあります。
オキシベンゾンはサンゴ礁に有害な日焼け止め成分として、医師の処方せん無しに販売したり流通させたりすることを禁止する内容の法案がハワイで可決されました。
≫サンゴ礁に有害な日焼け止め成分、禁止法案を可決 ハワイ州/CNN.co.jp
沖縄にもサンゴ礁がありますから、日本でも使用を控えるのがいいですね。
エタノール
さっぱり感が出るので、夏に使う商品に含まれます。
しかし、揮発によって皮脂を落とし、肌を乾燥させてしまうんです。
アレルギーの心配はありませんが、皮膚への刺激性があります。乾燥肌や敏感肌の人には向きません。
「アルコールフリー」と書かれた商品は、エタノールが入ってない商品です。
DPG
価格を抑えられる保湿成分。
目や肌への刺激が心配されています。特に、目への刺激があるという調査結果が報告されています。
メチルパラペン
防腐剤として使用されますが、皮膚に炎症が起きるという報告があります。
また、シミやシワが発生するリスクもあり、危険性があるという声も。
「パラペンフリー」と書かれた商品は、メチルパラペンが入ってない商品です。
ジメチコン
膜を張る作用があります。
洗っても成分が残りやすく、肌の代謝に影響がでる場合も。
日焼け止めは厚塗りしないと効果がない
日焼け止めの成分にも問題がありますが、決められた使用量をきちんと守らないと期待する効果が得られないということも問題です。
日焼け止め化粧品のSPF値は、実際に人間の皮膚を使って測定します。その際に使用される量は、皮膚1平方センチあたり日焼け止め化粧品2ミリグラム。つまり、日焼け止め化粧品に表示されているSPF値は、そのくらいの量で塗った場合の数値です。
ところがこれはかなりの量で、実際に女性が使っている量は、平均的にその約4分の1といわれます。その場合、効果は約20分の1に下がります。
皮膚1平方センチあたり日焼け止め化粧品2ミリグラムというのは、顔全体に500円玉くらいの量の日焼け止めを塗ることです。
日焼け止めを塗る量が足りなくて、「日焼け止めを毎日使ってたのに大量にシミが発生した」って人もいるんだとか。
刺激がある上に厚塗りしないと効果がないので、日焼け止めは普段使いには向かないんです。
刺激物を普段使いしちゃダメ
今回は日焼け止めの危険性についてお話ししました。
- 日焼け止めを塗る=刺激物を塗る
- 日焼け止めには、炎症や乾燥を引き起こす成分が含まれてる場合がある。
- 短時間の外出なら日焼け止めは塗らない方が肌に良い。
日傘や帽子や服など、日焼け止め以外の紫外線対策グッズがさくさん売られています。
日焼け止めに頼らず、肌から離れたところで紫外線対策をしましょう。
ではでは。