小さい頃から朝に食パンを食べる生活を続けましたが、ここ1年くらい、朝のパンと牛乳をやめてます。
すると、肌の触り心地が良くなりました。しっとりしててベタつきがないです。いちご鼻の角栓も小さくなってます。
調べてみると、日本のパンには汚肌になる原因が潜んでることがわかったんです。
そこで今回は、汚肌になる食事シリーズ第2弾、日本のパンについてお伝えします。
目次
パンが主食だとニキビが増える理由
日本のパンには油脂と砂糖が含まれてるので、毎日食べると胃腸に負担がかかり、ニキビや肌荒れにつながるんです。
コンビニやスーパーで売られてる食パンや菓子パンには、バター・マーガリン・ショートニングなどの油脂と、砂糖が含まれてます。
小麦粉、砂糖、バター入りマーガリン、脱脂粉乳、食塩、ショートニング、パン酵母、発酵風味料/ビタミンC、(一部に乳成分・小麦を含む)
油脂と砂糖は、他の食べ物に比べて分解・消化に多くのエネルギーを使います。
特にマーガリン・ショートニングには、消化・分解しにくいトランス脂肪酸という物質が入っているんです。トランス脂肪酸を分解しようと消化器官が必死に働くと、免疫機能にエネルギーが回らず、ニキビや肌荒れを引き起こしてしまいます。
また、トランス脂肪酸は体内で酸化すると過酸化脂質という物質に変化します。過酸化脂質はニキビやシミの原因になり、アトピー性皮膚炎を引き起こすとも言われてるんです。
しかも、甘いパンに合うのは脂肪や砂糖が入った飲み物。水やお茶より、牛乳やカフェオレが合うから、さらに脂肪や砂糖を摂取しちゃうんですよね。
油を取らないようにと揚げ物やお肉の脂身を避けても、パンを毎日食べてたら高脂肪な食生活になってしまいます。
油と砂糖でやわらかくなるパン
パンの場合、脂肪と砂糖が入ってると何もつけなくてもしっとりして、ふわっとやわらかくなるんです。しかも、トーストするとサクッとした食感に。
昔のコッペパンは、脂肪と砂糖が入ってませんでした。そのため、食べるときにパン粉が落ちるし、何日か置くとカッチカチになってたんです。
でも今のパンは、パン粉なんて落ちないし、何日経ってもしっとり感があります。それは砂糖やショートニングが入ってるから。
日本のパンは基本、「炭水化物+脂肪+砂糖」でできてます。これってパンケーキとかクッキーとか、スイーツと同じなんですよね。
菓子パンはもちろん、食パンもスイーツ。主食がスイーツだったら、ニキビができるのも当然といえば当然。
それに、軽くてふわふわなので満腹感を得にくく、たくさん食べられちゃう。さらに脂肪と砂糖を摂取しちゃうんです。
ドイツのパンは固い・重い・甘くない
ここまでパンの悪いところを書きましたが、パン自体は悪くないんです。油と砂糖が入ってないパンなら問題ないんです。美味しさ、値段の安さ、日持ちなどのため、油や砂糖や添加物を入れてしまったから肌に悪いパンができてしまっただけ。
昔からパンを日常的に食べてきたヨーロッパでは、パンは「固い・重い・甘くない」が標準。
ドイツ旅行をしたとき毎日パンを食べましたが、まあ固いこと^^;
こちらはブレッツェル(プレッツェル)というドイツパンの一種。

ドイツパンの特徴1:固い
ブレッツェルですが、内側の白い部分はもっちりしてるんですが、外側の茶色い部分がまあ固くて。噛んでるとブレッツェルが歯茎に刺さる刺さる(笑)
こんな固い凶器を毎日食べてるなんて、ドイツ人はどんだけ強靭なアゴ&口内を持ってるんだとビックリしました。
噛む回数が自然と多くなるので、満腹感を得やすく、食べ過ぎることはありません。
ドイツパンの特徴2:重い
あとビックリしたのはパンの重さ。1個がずっしりと重いんです。目が詰まってるのでお腹にたまります。日本でパンを買う感覚で注文し、3つ買ったら一度で食べきれず(/ω\)
日本のパンとドイツパンはまったくの別物です。
ドイツパンは食事。ドイツの人はほぼ毎食パンを食べます。主食なので腹持ちの良さは大事ですね。
ドイツパンの特徴3:甘くない
砂糖を使った甘いパンもありますが、食事用パンの生地に油と砂糖は使われてません。ほんのり塩味です。
ブレッツェルは表面に岩塩がついていて、ビールを飲みながら食べるそうです。
ドライフルーツが入ったパンもあまり甘くなく、やや酸味があって全粒粉の味が前面に出てました。

脂肪・砂糖がたっぷりの主食=ニキビ・肥満のもと
ドイツ以外でも、主食には油と砂糖を使いません。
インドなどの中央アジアで、カレーを毎日食べる地域でも同じ。バターや牛乳、砂糖が入ってるナンはほとんど食べません。
普段食べるのは「チャパティ」というもの。原料は全粒粉、塩、水とシンプル。毎日ナンを食べたらデブになると言ってました。
また、フランスで日常的に食べられてるバゲットは、小麦粉・パン酵母・塩・水というシンプルな材料。添加物が入ってないので日持ちしはしません。朝バゲットを買ってその日のうちに全部食べてしまいます。
世界で多く食べられてる主食は、米・小麦・トウモロコシ・イモ類など。加工するときに使うのは水や塩です。
どの国でも、主食に油脂や砂糖は使わないんです。日本の主食といえばお米ですが、ごはんに砂糖や油をかけて食べることは無いですよね。
1日2食お米を食べて油と砂糖を減らそう
そうなんです!お米が主食の和食なら、脂肪と砂糖を過剰に食べてしまう心配がないんです。

サンドイッチを食べるより、生姜焼き定食を食べたほうが脂肪の量は減ります。
サンドイッチの場合、パン・チーズ・ハムなど、パンにも具材にも脂肪が含まれます。たまごサンドや野菜サンドにはマヨネーズが使われてることが多いし、満腹になりにくい。
でも、生姜焼き定食で脂肪が含まれてるのは豚肉だけ。ごはんやみそ汁、付け合わせのキャベツに脂肪は入ってませんよね。
それに、生姜焼き定食のほうが満腹感があるので間食しなくてすみます。これで砂糖の摂取量も減るわけです。焼き魚や煮魚がメインだったら、もっと肌がきれいになります。
ごはんは太ると思って、お米をあまり食べない女性は多いですね。
ごはんの量を減らすと空腹を満たせないし、野菜や海藻を増やしても空腹を満たせない。その結果、おかずを多く食べて脂肪を摂取してしまったり、食後にお菓子を食べてしまったり、ジュースを飲んでしまったりするんです。
ビタミンやタンパク質を多く摂るとか、食材の栄養を考えるとかより、重要なのは主食の選択。何を主食にするかによって、一緒に食べるおかずや飲み物が決まるので、食生活全体に影響します。
- 1日2回お米を食べる
- 日本のパンは食事じゃなくてお菓子だと考える
添加物とか無農薬とかは考えなくていいです。コンビニのおきぎりでいいから、まずはお米を食べること。
自炊するならごはんを炊く、コンビニ・スーパーではおにぎりやいなり寿司を買う、職場近くで和定食のお店を見つけるなど、お米を食べる回数を増やすといいですよ。
パンをごはんに変えよう
今回は、汚肌になる食事シリーズ第2弾、菓子パン・食パンについてお伝えしました。
- パンが主食だとニキビと体重が増える。
- 日本のパンはお菓子。砂糖と脂肪がたっぷり含まれてる。
- 砂糖と脂肪が入ってない主食、お米を食べる。
- 1日2回はごはんを食べる。
いろんなことに気を使ってるのにニキビが治らない場合、無意識に食べてる脂肪や砂糖が原因かも。お菓子が原因だったらわかりやすいんですが、パンって見逃してしまいがちです。
もっちりしっとりパンをやめると、もっちりしっとり肌になります。
パンをごはんに変えていけば、おかずもヘルシーなものになり、肌の不調が改善しますよ。

ではでは。