- 納豆は体にいい成分だらけ
- ヨーグルトは便秘に効く
- トマトのリコピンには抗酸化作用がある
って聞いたことありませんか?
今回は、体にとって毒になる食べ物をカットしようというお話しです。
テレビや雑誌で「〇〇は体に悪い」と言わない理由
「〇〇は体にいい」「〇〇という成分は〇〇に効く」という話はよく耳にします。
反対に、テレビや雑誌では「〇〇は体に悪い」という情報は教えてくれないんです。
理由は、テレビや雑誌などのマスコミは広告媒体だから。広告宣伝がお仕事なので、商品が売れるように良いところしか言わないんですよね。
油や添加物がたっぷりのお菓子や、大量に砂糖が入ってるジュースが体にとって毒だということは、みんなわかってます。でも、テレビでは「お菓子やジュースはダメ」なんて絶対言いません。
そう、マスコミのスポンサー企業って、お菓子やジュースを売ってる大手食品メーカーや大手飲料メーカーが多いんです。特に、ゴールデンタイムのテレビCMは高額なので、資金のある企業しかCMはできません。
お金をたくさん払ってくれる大企業を敵に回したら、マスコミ各社は売上が下がります。そのため、例え国民が不健康になったとしても、お菓子を食べるなとは言わないんです。
ちょっとのビタミンCとたっぷりの砂糖が入ってる飲み物なら、「ビタミンC補給でお肌ツヤツヤ」って宣伝するんです。毒である大量の砂糖については触れないで。
流行りのスーパーフードを食べればいいってもんじゃない
スーパーフードって言葉、あなたも聞いたことあるんじゃないでしょうか。
例えばこんな食材。
- チアシード
- キヌア
- アサイー
- ココナッツオイル
- もち麦
《スーパーフードの定義》
栄養バランスに優れ、一般的な食品より栄養価が高い食品であること。 あるいは、ある一部の栄養・健康成分が突出して多く含まれる食品であること。
一般的な食品とサプリメントの中間にくるような存在で、料理の食材としての用途と健康食品としての用途をあわせもつ。
スーパーフードって栄養価が高いので、体にいいことはまちがいないです。
しかし、スーパーフードといっても、それを食べ続けたら美肌になれるわけじゃありません。
食事はあくまでも生活習慣のひとつ。体にいいものを食べていても、寝不足・運動不足・ストレスだらけの生活だったら、食事に気を使ってもムダになってしまいます。
また、スーパーフードとして紹介されると人気が出て価格が上がることも。手に入りにくかったり、料理しにくかったりする食材は、毎日食べることには向かないんです。
スーパーフードを食べるなら、昔から日本で食べられてるものがいいですね。どこでも売ってるし値段もお手頃。
【ジャパニーズスーパーフード】
- 納豆、味噌、醤油などの発酵食
- 玄米、ぬか漬けなどの米類
- 緑茶、番茶、麦茶などの日本茶
- 昆布、のり、ひじきなどの海藻類
- 梅干し、そば、大豆など日本の伝統自然食
スーパーフードは本来、流行りなどではなく、昔からその土地で作って食べられてきたもの。流行りというのは、企業がモノを売るために消費者へ情報を与えているに過ぎないんです。
キヌアとかチアシードとか、好きで食べてるならいいんですが、無理して食べる必要はないですよ。
毎日30品目食べるなんて無理
30品目サラダとか30品目バランス弁当とか、売ってますよね。
健康には一日に30品目食べるのがいいと言われてたんですが、これは過去の話。
1日30品目とは、1985年に厚生労働省が作った「健康づくりのための食生活指針」で提唱された栄養目標です。
「30」という数字がわかりやすくて広まりました。一方で、数に神経質になる、食べすぎる例も増えたので、2000年には「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをよく」と表現が変わりました。
1985年に発表された「1日30品目」は2000年には消えていたのです。
しかし、このことをご存知の方はどのくらいいらっしゃるのでしょうか。
「1日30品目を食べよう」は16年も前に削除されていた!誤った栄養素信仰の落とし穴と、30品目食べても健康になれないワケ/IN YOU
2000年には「主食、主菜、副菜を基本に食事のバランスをよく」という表現になりました。1985年ごろは専業主婦が多かったから、料理に手間ひまかけてた家庭が多かったのでしょう。
一人暮らしや共働きが当たり前の現在は、毎日30品目なんて無理。食事を考えるストレスでお肌が荒れそうです。
それにしても、バランスの良い食事ってよくわからないですよね。
食事のバランスより毒をとらないことが大切
「バランスの良い食事」って言葉、よく聞きます。
主菜が片手に収まるくらい、副菜が両手に収まるくらい・・・って情報もありますが、はっきり言って面倒くさい^^;
バランスを考えるよりはるかに簡単なのは、毒を取らないということ。特に以下は避けるべき食べ物です。
身近にある毒ベスト3
1.甘い清涼飲料水
ジュース=砂糖を飲んでる
と思ってください。
人間がおいしいと感じる液体の糖分濃度は約10%なんだそうです。500ミリリットルのペットボトルなら約50グラムも砂糖が入ってるということ。3グラムのスティックシュガーなら16~17本に相当する量です。
砂糖単体では甘すぎて食べられませんが、飲み物に入ってるとゴクゴク飲めてしまいます。
特に「ブドウ糖果糖液糖」というものはなるべく取らないようにしてください。甘い清涼飲料水にはほぼ入ってます。
白砂糖やブドウ糖果糖液糖を摂取しすぎると、急激に血糖値が上昇し、肥満と肌荒れにつながります。
2.菓子パン
白砂糖と乳製品とマーガリンがたっぷり使われてるのが菓子パン。クリーム類に使われてるのはもちろん、パンにも使われてます。
フランスで日常的に食べられてるバゲットなどのハードなパンは、小麦粉・パン酵母・塩・水というシンプルな材料です。しかし、日本のふわふわしたパンには、バターやマーガリン、牛乳、砂糖が使われてます。
それに、お米よりも満腹感を得にくいので、たくさん食べてしまう傾向があるんです。
乳製品の動物性油脂プラス砂糖で、ニキビや肌荒れが悪化してしまいます。
3.揚げ物たっぷりのコンビニ弁当
コンビニにはおにぎりやサンドイッチもありますが、中でも肌に悪いのは揚げ物。
油は高温にすればするほど酸化が進んで、過酸化脂質という物質が大量に発生します。
過酸化脂質は体にとって有害で、ニキビやシミの原因になるんです。
スーパーのお惣菜の揚げ物も過酸化脂質が多いと思ってください。
とりあえずこの3つから卒業しましょう。
飲み物は水かお茶、主食はお米、コンビニで買うならおにぎり・のり巻き・そば・うどんなど。お惣菜は煮物や焼物を選んで、野菜多めに。
何を食べるかより「何を食べないか」
今回は、「体に悪い物=毒」を食べないようにしようというお話でした。
- テレビや雑誌は体に悪い食べ物を教えてくれない。
- 美肌に流行りのスーパーフードは必要ない。
- 納豆、日本茶、梅干しなど、日本人が昔から食べてる物を食事に取り入れよう。
- 栄養バランスより毒を取らないことが重要。
- 清涼飲料水、菓子パン、揚げ物たっぷりのコンビニ弁当は卒業しよう。
まずは毒を取らないことが大切。パンと牛乳をやめて、乾燥肌や湿疹が改善した人もいるんです。
食べ物は自分の体の一部になることを、頭の片隅に置いといてくださいね。
ではでは。