30代になると、スキンケアについて新たな悩みが出てきませんか?
そんなスキンケアについて、考え方が変わるのがこの「素肌がきれいになると人生が変わる! (王様文庫)」という本です。
あらすじ
美容皮膚科クリニック院長である著者が、治療に訪れた多くの女性が抱えている悩みについて、解決方法をまとめた本です。
- 1章:肌がきれいな人は、やめている!? -「何もつけない肌断食」、始めましょう
- 2章:知っていますか?肌にいいこと、よくないこと -「肌本来の力」を引き出すための「基礎知識」
- 3章:「一生、すっぴん美肌」でいるための新・習慣 -石けんとワセリンのみのシンプルケア
- 4章:「くすみ」がなければ、気持ちも明るくなる! -「肝斑」とだって、この賢いつきあい方
- 《治療編》:気になる症状をまるごと解決! -肌が劇的に生まれ変わる最新美容治療
- 5章:いくつになっても肌は美しくよみがえる! -一生、素肌が自慢の自分でいるために
5章まであり、きれいな素肌になるための知識とケア方法が書かれています。
他の本と比べてどこが面白い?
著者は肝斑の治療に力を入れているので、肝斑や肌のくすみの治療法が詳しく載ってます。
肝斑とは、頬骨の中央や目じりあたりにモヤモヤっと広がる色素沈着のこと。シミのように輪郭がはっきりしていなくて、左右対称に出るのが特徴です。
一見、肌断食と肝斑は関係なさそうですが、どちらも普段のスキンケアが重要。
シンプルなスキンケアで、肌に起こるいろんなトラブルを防げることがわかる本です。
この本のいちばんの魅力
いちばんのポイントは、肌断食中のメイクとクレンジングの方法について書かれていること。
他の肌断食本では、メイクとクレンジングは一切禁止だったりするんですが、外出するときはメイクしたいですよね。
著者は、女性の「メイクをしたい」という気持ちを考えてくれてます。
ワセリンと日焼け止めの塗り方も記載されているので、この本一冊あれば、肌断食中のケア方法に悩むことはありません。
筆者はどんな人?
著者の黄聖琥(こう・せいこ)さんは、「KO CLINIC for Antiaging」の院長です。
「きれいな素肌で過ごせる」ためのスキンケア、治療を主体としたアンチエイジング医療を確立。特に肝斑の病態、治療法の臨床研究に力を入れています。
肌断食で有名な「宇津木流スキンケア」の宇津木龍一さんに師事していたそうです。
この本から学んだこと
肌断食についてまったく知らなかったので、この本で肌断食の基本を知りました。
どんな化粧品を使うかで肌が変わると思ってたんですが、その常識が吹っ飛びましたね。化粧品に頼っていては、きれいな肌になれないんです。
中でもびっくりしたのは、「化粧水をつければつけるほど肌が乾燥する」という言葉。化粧水が大好きだったので、ショックでした。
ティッシュや紙を水にひたすとしっとりするけど、それが乾いてくると、水で濡らす前よりパリパリに乾燥してしまいますよね。ただ水分が蒸発するだけでなく、もともと持っていた水分まで一緒に蒸発してしまうんです。
雑誌やCMでは、「しっとりもちもちの肌こそ正義」みたいなことを言ってます。でも、本当に理想的な肌は、少しサラッとしている、桃のようなやわらかくてさらさらした肌。
企業の情報に踊らされず、本当に肌にいいスキンケアについて、自分で勉強することの大切さを学びました。
似たような本や読みたいと思った本は?
著者が師事していた宇津木龍一さんの本も読んでみたいですね。
「コスメ好きのための4STEP肌断食」という項目が気になります。
まとめ
今回は「素肌がきれいになると人生が変わる! (王様文庫)」という本について紹介しました。
「自分の肌は自分で守らなくては」と思わせてくれる本なので、オススメです。
ぜひ読んでみてくださいね。
ではでは。